前回の投稿から5か月ほど期間が開いてしましい、申し訳ございません。
いわずもがな、2月末より 「新型コロナウィルス感染拡大防止のための自粛」が発令され、何が正解か、どう予定が進むのかわからない状態で2020年も半年が過ぎようとしています。
これまでお伝えしてきた、息子の特性を改めて書きますと、
・予定不調和に対応できない。異常に不安がる。
・気持ちの切り替えが難しい。
に、不利な状況がつづき、家族ともども疲弊しております。
この期間に悟ったことは、「外出ができない」ということは、何かを発散することができず、何かを溜め込むということになるのだと、実感する日々です。
(何か・・・不満や不安、不明なこと。受けるであろう刺激的なこと)
今回は時系列で私の周りにおこった状況を記します。
同じような状況の人たちに、また、発達障がいに理解のあるかたへ少しでも共感が理解が広まればと思います。
2月28日(金)夕方
急きょ、3月1日から春休み明けまで臨時休校というニュースが流れ、「スーパーJチャンネル」が速報で何度も繰り返し伝えていました。
・学校は休校とする
・学童保育(以降、学童と記す)は休業しない
・保育園は休業しない
・子どもの外出を控えるよう要請する。
総理大臣が記者会見をする様子が延々と放送されていました。
息子は、不安から、そして明日からの予定が全く見通せなくなった状況から泣き叫びました。
「学童も休みにしろ!。不公平だ。」(もともと学童が嫌い)
「子どもだけ、外出を控えろってどういうことだ!」
「首相官邸に電話しろ!」
「(報道内容が間違っている)テレビ朝日に電話しろ!」
わたしもそれに応答して、
「首相官邸へは、大勢の人が電話するから、つながらない」
「テレビ朝日以外、NHKや日テレニュース24でも、同じ内容を伝えている」
というが、そこはかとない不安は無くならない。
この2月28日時点で、このあとの3か月間が、こんな風に遷移するなんて、想像できただろうか。
学校臨時休校
→緊急事態宣言(特定地域)
→緊急事態宣言(全国)
→緊急事態宣言の延長
→緊急事態解除(一部)
→緊急事態解除(全国)
→新しい生活様式(ステージ2)
→分散登校(授業は1日おき)
→時間差通学(通常授業)
子どもたちにかかるところでは、こんなことがありました。
・卒業式→中止
・(先生たちの)離任・着任式→中止
・始業式→分散登校で、校内放送で。
・入学式→在校生出席なし。
・「9月入学」という話題が飛び交う。→全スケジュールがひっくり返るのかとパニックになる。
・東京2020大会が1年延期になる→学校行事の東京2020関連がまだつづくのかという気分になる。
・運動会→なし
・プール授業→なし
勤務関係では、妻は3月から原則テレワーク。私も3月と4月は週の半分はテレワークし、半分は出勤。3月時点でテレワークできないシステムを、テレワーク対応にするためネットワークインフラ作るため職場へ。5月からはほぼ、テレワーク。
祖父母とのコミュニケーションは、リモート帰省でした。
祖父母(以降、ジジババと記す)に会いに行くのも(同じ県内ですが)自粛が求められていた状況でした。格安スマホを購入し、ビデオ通話のセットアップをして郵送しました。ビデオ通話越しですが互いに様子が見られて助かっております。
もともとガラケーしか持っていなかったジジババですが、最近はスマホ操作になれたようで、ジジババ発信でビデオ電話がかかってきます。
また、同僚と会話していたところ、このような質問をもらいました。
>この自粛期間中に助かったなあということはありましたか?
> 逆にこんなサービスがあったらなあというものはありますか?
助かったなぁは・・・、やはり リモート帰省(ビデオ通話)です。
具体的にはLINEビデオ通話を利用しました。息子が、操作手順を実践した様子をビデオカメラで撮影しDVD化して、スマホを郵送するときに同梱しました。
(私のスマホと、送ったスマホでビデオ通話できる様子を撮影)
それから、つき並みですが、Amazon Fire TV Stickです。動画配信サービス、いくつも契約させられました・・・。
小さなところでは、「ワタミの宅食」も助かりました。
緊急事態宣言の期間は、中学生以下の子どもがいる家庭は全メニュー特別価格で購入できました。
こんなサービスがあったらなぁは・・・、
”親”しなくていい時間”ですね。ステイホームって響きがいいですが、言葉を選ばずにいうと、「軟禁状態」であるため、うるさい子どもがいると休めないし、疲労しています。。
・・・
こんな状況の中、いまだに正解は誰ももっていない状況です。
子どもが感染すると、重症化するとか、子どもたちが、新型ウィルスの拡散を助長するのかとか、公園の遊具を使用禁止にすることで何か防げるのとか?
いまだに正解は不明。
マスクでどれだけ防御できるのか。
いまだに正解は不明。
未来を定義する
どうなったらゴールなのか、どうあれば前進したことになるのか。5月の連休の後半で、ようやく関西の知事が話題にし、未知の領域を残しつつも出口の定義をしてくれました。
もし、この定義が結果的に不適切だったとしても、予定不調和な状況が緩和したので大きな一歩だと、定義を出してくれたことに感謝しています。
「コロナが落ち着いたら・・・」ってよく聞きます。
子どもから「どうなれば『コロナが落ち着いたね』ってなるの?」って聞かれて、私はちゃんと答えられませんでした。
「みんなの(不安な)気持ちが落ち着いたらって思えば?」と苦し紛れに答えました。
それが、子供に響いたかどうかは、もう少し経ってからわかることかなと思います。
今回はこんなところです。
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