子育てしながら働くということ(6)父親サークルの話<後編>

「父親教室」というのは(先にオチを言ってしまいますと)未就学児のお子さんを持つ父親が集まり、今、そしてこれから育児と関わっていくうえで、自分と子供との関わりについて考え、ほかの参加者と共感する場でした。
これから出産を控えているかた、すでに小学生の兄弟がいるかたが中心で、参加者は10名程度でした。

初回は、みなさん知らない人同士のため、話の糸口を作り、お互いを知るために「UNGAME(アンゲーム)」をして「父親になったんだけど・・・」という気持ちを共感することでいったい何が父親で、何が子供のためになるのかということを探ることを最初にやりました。
UNGAME:http://www.saccess55.co.jp/kobetu/detail/ungame.html
・・・どうやら絶版みたいです。後続版として「こころかるた」という新製品があるそうです。

父親教室の、講師は通称「クマさん」という保育士のおじさん。

なんでも・・・カナダの親支援プログラムNobody’s Perfect認定ファシリテーターの資格をお持ちの方で、その名の通り司会進行(ファシリテーション)が上手だったなという記憶です。(もう3年前の話で若干記憶が曖昧ですが。。。)

個人的には、このUNGAME(アンゲーム)ですが、心を開き、お互いを理解するためにはとても興味深いツールだとおもいました。機会があれば、職場や家族で遊んでみるのもいいかと思います。
年齢別にあり大人向けだと「戦争について、どう思いますか」とか結構深い話をすることになり、それもまた多種な多様な考えが聞けて、勉強になりました。

私が参加したこの「父親教室」は、母親、子供は入場禁止で、ガチで父親1年生同士の語り合いという感じでした。母親、子供がおらず、父親だけで腹を割って話せたことは、とても有益だったといまも思っています。

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父親教室は、全7回実施されており、それぞれの回は、パネルディスカッション形式で、下記のようなテーマで実施されました。

①あなた(父親)自身の幼少期のことを、地元(出身地)を含めて話し、他の参加者と語り合ってください。
②1週間後、1ヵ月後、1年後、5年後、10年後、こどもと何をしたいか。他の参加者と語り合ってください。
③あなた(父親)と子供を中心にすえた、人との関係を図示し、他の参加者と語り合ってください。
④大人になった今における、友達とはなんだと思うか、他の参加者と語り合ってください。
⑤(欠席)
⑥自己肯定感についてどうあなた(父親)自身は感じているか、こどもにどう感じてほしいか、他の参加者と語り合ってください。
⑦全6回を振り返って、どういう父親になっていこうと思ったか、不安も含めて、他の参加者と語り合ってください。また、今回(7期生)のグループ名を決めてください。

「父親教室」は、市の公営施設(運営は事業者委託)「子育てふれあい広場」という場所で行われ開催案内やレジュメや、スケッチブック、お茶やコーヒーは「子育てふれあい広場」が用意してくれました。

全講習が終わったあとは、なにかあるわけではありませんが、参加からしばらく時間がたった今でも7期生で飲みにいったり、薄く長く関係は続いています。

また、この「父親教室」の歴代卒業生と縦のつながりで「コネクトーチャン」という父親サークル的な団体があり、自分も活動に参加しています。

コネクトーチャンで実施した企画(一部です)

・市の「ゆるキャラ」をモチーフにした和菓子を作ろう
・水鉄砲大会をしよう(風雲たけし城(年代がわかりすね。。)の様に、対戦しよう)
・ダンボールを切り抜き、巨大「紙」相撲をしよう。
・牛乳パックをレール代わりにして、巨大プラレールコースを作ろう
・鉄道沿線を歩き、現役の車掌さんに鉄道について何でも質問してみよう
・畑をつくり、田植えから収穫、アースオーブン(土壁かまど)作り、食べるまで体験しよう。

などなど。

うえの子(男児)が保育園最終年次になったころから色々忙しくなりここ2年くらいは、あまり活動に参加できていないという現状です。
しかし「コネクトーチャン」(Facebookで検索)の活動自体は他のメンバーで継続しています。

まとめてしまうと、父親つながりで、地元で飲みに行けるというのが一番大きな収穫ですかね(笑)

今回はこんなところです。

まーさん について

2児の父。親父サークルを運営協力してます。プラレール大好きな息子と音楽大好きな娘がいます。