時短ちゅう!第9回「人に会う」

こんにちは、廣澤です。

文字通り季節の変わり目、いかがお過ごしでしょうか。

こちらは、下の子、上の子と続けて体調を崩し、夏期休暇のような休み方をしてしまったところです。急に寒くなったり、真夏日に戻ったりと大人でも体調管理が大変ですね。

さて、今回は、第2回で都議会に連れて行ってくれた知人たちと会った話をしようと思います。

今年の夏に「KURASOU.とYouthCreateでハンドブックを制作するから議会傍聴したことやその後の自分の暮らしにどんな変化を及ぼしているか等をインタビューしたい」と連絡をいただき、先日都庁下のレストランで会ってきました。

KURASOU.とYouthCreateは上の子の育児休暇中にそれぞれの活動を知り(前者は子育て世代が日々の生活で疑問に思うことを話し合う場所の提供する任意団体、後者は若者と政治をつなぐ活動をするNPO法人)、それから機会があれば家族でワークショップに参加しています。

お誘いを受けての感想は、まず「嬉しい」、次に「いや、なにもしてないから話すことない。」、でも「会いたい」でした。なんだか複雑な気持ちでした。

議会傍聴とその前後のワークショップで取り組めるかなと思ったことは、下記の3点。

・「選挙は選挙後のフォローが大切!公約を守っているかチェックしましょう」
・「街頭演説している候補者や議員に手を振って、見ているよとアピールしてみましょう」
・「機会があれば、候補者や議員と話してみましょう。」

お会いして、自分で言ったものの、行動できてないという、若干の気持ちの引け目もあり「議会傍聴とワークショップなどで、いろいろヒントはもらったのですが、実行できてないですね。候補者に手を振るとか思った以上にハードルが高かったです。」という反省の一言から始まりました。

ただ、彼らはそういったことは織り込み済みなのか、私の気持ちを汲み取ってくれながら、私が話しやすい環境をうまく作ってくれました。


KURASOU. :「廣澤さん、パブリックコメントは出してましたよね?」

廣澤 :「あ、出しました、いつでしたっけ。。。書いた内容は覚えてません。。。提案書が30ページぐらいあって、それに対して意見すること自体にハードルの高さを感じました。」「市民の意見を求めるという形だけになっているところがありますよね。」

KURASOU.  : 「そもそもKURASOU.のワークショップに参加したきっかけってなんでしたっけ。」
※ワークショップは、「ヴィック・ムニーズ-ごみアートの奇跡」というドキュメンタリー映画を見て、感想を語り合う会でした。

cine2[1]
https://greenz.jp/2014/08/24/papamamadrinks2
パパとママも、社会課題を真剣に学び話し合いたい!子どもを預けて映画とダイアローグを楽しむ「green mama …<https://greenz.jp/2014/08/24/papamamadrinks2/&gt;

廣澤:「政治、社会問題というより、とにかく映画が見たかったです。子ども同伴という映画館はありますが、実際行ってみると集中できないというのがあり。ワークショップは、託児があり大変嬉しかったです。そのときにKURASOU.を知り、ワークショップに参加するようになりました。」

KURASOU.  :「都心から郊外に引っ越してどうですか。ひばりヶ丘はコミュニティ等充実してますよね?」

廣澤 :「そうですね、団地には自治会があったり、分譲マンションにはそれに代わるコミュニティ(私がまちにわ師をしているまちにわのこと。第4回)があったりします。xChangeを企画したり、野外上映会をしました。個人的に最近は活動はできてませんが、まちにわ師も30名を越えました。」

YouthCreate  : 「生活の中で政治を感じるときがありますか。」

廣澤:「地域でボランティアをしているとイベント時に市長や都議、市議が挨拶しにきたり、参加してくれたりします。春に市長と会った際には保育園に入れたことの感謝をお伝えすると「活躍してください!」と言われ、その場では「はい」と返事をしましたが、半年たった今も違和感を覚えています。」


などなど、質問も上手いのか、時間はどんどん進みます。

話しながら、受けた一つ一つの質問が、私にとって初心や原点を思い出させてくれる存在なんだなと自分の中でまとまりました。かつ、それを彼らにも直接その場でもお伝えできてよかったと思っています。

政治を感じる瞬間、頭の上に彼らの顔が浮かび、アクションしなきゃと思う(←いまここ)。

今後はワークショップに参加しなくても行動につなげていきたいと思っています。

年末頃に発行される予定のハンドブックが楽しみです!


追記:  会った後に改めて、市長との話で感じた違和感について改めて考えました。

ある記事で「保育園は入れるのが当たり前。待機児童は法に反している」と読んだことがあります。
その記事の趣旨としては、だから泣き寝入りしないで声をあげようということだったように記憶しています。

たぶんそれがどこか頭の片隅にあって、「活躍」を求められ(それがテンプレートの回答であったとしても)、違和感につながったのかなと思います。
人と会うことによりもやもやしていたものが言語化される一例でございました。

廣澤 真純 について

入社以来、ERP・BIの導入に従事。 得意なことは、海外のプログラマーをおだてて、不具合をいち早く修正してもらうこと。 いま気になっているのは、エストニア国立博物館とそれを設計した田根さんです。