こんにちは!新入社員のyouです。
IT企業では社員に向けて資格取得の推奨が盛んに行われていますが、やはり社会人になると勉強時間が確保しづらくなるため、学生の内から勉強し取得するのがよいといろんな方面から聞こえてきます。
そのような中で、社会人になる前の学生に向けての学習方法のインタビューの模様をお伝えしております。
連載の最後となる後編は、情報系大学出身のYさんのインタビューの模様をお伝えします(前編、中編はこちら)
3人目 情報系出身 保険系プロジェクト担当 Yさん
3人目として、学生時代に情報系を専攻し合格されたYさんにインタビューを行いました。
you)大学時代、授業でも情報系の学習を行っていたと思いますが、合格に向けてどのように学習しましたか?
Yさん)私は“毎日コツコツ”が苦手なタイプなので、試験の約1週間前から過去問を暗記し始めました。午前問題の約7割は過去問から出題されると聞いていたので、問題集で過去問3年分をみっちり学習しました。“みっちり学習”のレベルとしては、問題の頭何文字かを読んだら答えがわかってしまうぐらいです。(笑)
問題集をやり終えた後はWebサイトでの学習に変えました。
Webサイトですと今までとレイアウトが変わるので、自分が暗記できているかどうかを確認することができました。そして何よりWebサイトは問題集と違ってかさばらないので、移動中の学習にピッタリです。
効率のいい学習方法は、“過去問を1年分解いてから答え合わせをする”というより、“1問解くたびに答えを確認する”ほうがいいと感じました。
午後問題についてはあまり学習していませんでしたが、プログラミングに触れたことがある人は、問題をよく読んで考えれば合格できると思います。ただ、午後問題は長文問題が多いので事前に過去問題に目を通して慣れておくと良いかもしれません。
you)なるほど!Yさんのように学生時代にプログラミングに触れていると午後問題が有利になるのですね。学習時間はどのようにして確保していましたか?
Yさん)正直なところ学生時代は遊びとアルバイトに明け暮れていたので難しかったです。直前になっていざ問題集を開くと、量が多すぎて“少しずつやっておけばよかった”と正直後悔しました…。
入社後は慣れない生活が始まるので、それまでにある程度片づけておくことをお勧めします。わざわざ時間を作らないでも、移動中や寝る前の隙間時間はどこかにあるはずです。問題集やスマホを常備しておき、ちょっとした時間に学習するクセをつけるのがいいと思います。
you)確かに入社後は慣れない生活が始まりますよね~。私は学習のモチベーションを維持するのが難しかったのですが、Yさんはどのようにして維持していましたか?
Yさん)情報系の大学を卒業したので、恥ずかしくないよう、シンプルに絶対合格!を目標に学習していました(笑)
you)自分にプレッシャーをかけて無事一発合格できるなんてすごいですね!合格して良かったことはありますか?
Yさん)これから情報を扱う者としてのスタートを切れた気分です。「SEとして頑張るぞ!」というように仕事に対するモチベーションも上がりました。
you)確かに合格すると頑張ろう!ってモチベーションが上がりますよね~。ちなみに仕事を始めて、学習していて良かったなとか思うことはありますか?
Yさん)お客様先のシステム開発で当たり前のように基本情報の単語が出てきたりするので、これはこういう意味なんだ、と結構スムーズに理解することができ、お客様から、「若いのに理解が早いねぇ」なんて言われて嬉しかったこともありました。
私個人としては、スタートが肝心と考えてて、学生のうちに合格するか、社会人になってすぐの春に合格しておくべきだと思います。
you)仕事においては、当たり前のように基本情報関連の話はでてきますよね。最後にIT業界で働くことを目指す学生に向けて一言お願いします!
Yさん)改めてお伝えすると、IT業界を目指される方は、基本情報を早いうちに学習して習得しておくと、よりよいスタートが切れると実感してますので、おすすめです。
試験対策としては、午前問題は過去問を暗記し、午後問題は過去問を軽く解いて長文問題に慣れておきましょう。入社後に学習時間を作ろうとしても、始めは仕事を覚えることで精いっぱいで、手を付ける気になれませんので、ベタかもしれませんが、今のうちに移動中や寝る前に少しずつコツコツ学習を進めることをおすすめします。
学生のうちに学習をすすめて、次の試験までに合格できるよう頑張ってください!
まとめ
今回情報処理試験にフォーカスして、学生時代にプログラミング経験がある方、経験がない方などパターンを分けてインタビューの模様をお伝えしました。これから社会人を目指すみなさんに少しでも助けになれば嬉しいです。
また、業界や資格に関わらず、これから社会人を目前に控えた方にとって、良いスタートを切るためには、学生時代の比較的時間の取りやすい時期に学習を行うことが有効だと感じました。
他にも、トレンドの変化が激しい今の社会において、継続して学習し変化に対応できる人材になるためには、学生時代のうちから学習する習慣を身につけることも重要なことだと感じました。
最後までご覧いただき、ありがとうございました!