こんにちは、廣澤です。
年末ですね。みなさん、年始に立てた目標を覚えていますか?
私も産休から1年がたち、休み中に自分に課した任務を見直した結果、今回は「1. 赤ちゃんを1人でも多くの人に抱っこしてもらう」について書きます。
この目標を立てたのは、2つ理由があります。
1つは、子どもが大きくなった頃に「あなたが赤ちゃんのころ抱っこしたのよ。」という大人が1人でも多いといいなという思いです。
赤ちゃんや小さい時のことを覚えている人は、その子が成長の過程で問題や課題にぶつかったときに、よい相談相手になるかなと考えています。
もうひとつは、他人にとって抱っこは新鮮な体験らしいということです。
本来は抱っこしてもらったこちらがお礼を言う立場ですが、抱っこした人から逆にお礼を言われたり、「実は産まれて初めての抱っこでした!」と後日感慨深そうに報告してくれた友人もいました。
先日、そんな赤ちゃんとの触れあいに着目したプロジェクトに参加してきました。
プロジェクトの名前は「学校に赤ちゃんが来た!」です。
学校に赤ちゃんが来た??
私の住まいの市では、市内の小学校で5、6年生を対象に、自他のいのちを大切にする心を育むことを目標に特別授業が実施されています。
授業では、前半で赤ちゃんのことを勉強し、後半で赤ちゃんを抱っこしたり、一緒に遊んだりする内容で構成されています。赤ちゃんと母親は後半に参加して、抱っこを補助したり、質問に答えます。
私たちが参加した回は、首が座ったばかりの4ヵ月から9ヵ月の赤ちゃんまで8組の親子と小学6年生。
自己紹介を終え、割り当てられたチームとご挨拶。
わくわくした表情の小学生が順番に赤ちゃんを抱っこします。
「あ、笑った。」「(おもちゃを)舐めた。」と一挙手一投足にコメントをもらったり、ぐずりだすとあれやこれや手を焼いてくれる小学生に、娘もまんざらでなさそう。
どの小学生も抱っこするのが楽しいようで、娘はそれぞれに3回も抱っこされておりました。
参加前は、小学生は「あー、めんどくせー。」と思い、赤ちゃんには寄ってこないのかな?と推測していましたが、そんなことは全くなく、杞憂でした。
以下は、授業の最後にあった実際の生徒の感想と先生のまとめです。
生徒の感想はこんな感じで、
・「赤ちゃんは意外に重かった。」(そうです、軽くはないんだよ。)
・「お母さんが抱っこすると泣きやむ。お母さんはすごい。」(泣き止まない時もあるけどね、、。)
・「電車で赤ちゃんが泣いていたらあやしてあげようと思う。」(こんな小学生に遭遇する日が楽しみ!)
また、先生が最後に言われた、「みんながいつも見せない表情を見ることができて、よかった。」というコメントが印象的でした。
この取り組みは、全国の学校や介護施設で実施されており、広島では女子少年院で、都内では婚活パーティーでの実績もあるそうです。
(リンク: http://sakaiosamu.com/2017/1106010223/)
第1子のときに赤ちゃん連れで外に出ると見知らぬ人に声をかけられることが多いことは実感していましたが、小学生からもいつもと違う表情を引き出すとは、赤ちゃんはスゴい存在です。
私は、第2子にして、やっとそう思う余裕が出てきました。