初めてのアプリケーション
どうも、maboroshiです。
“スタイリッシュなBI, Einstein Analytics”と題して、全3回でお送りするEinstein Analyticsの紹介です。第1回 では導入部分について触れましたが、今回は実際にアプリケーションを作成するまでをご紹介しようと思います。その第2回の後編をお届けします!(前編はこちら)
※この記事執筆時点のバージョンは”Winter’18″です
※どんなツールか触ってみたい、導入したけれど利用方法がいまいちよくわからない といった初心者の方を対象としています。データセットの結合やグラフのデータ変換などのテクニカルな部分は別の回で書く予定です。
※gifアニメおよび画像をクリックすると、別ウィンドで表示され見やすくなります
2-4.ダッシュボードの作成
さて、最終ステップです。ビューを作成し、形にしていきます。
新規ダッシュボードの生成
・先ほど作成したレンズの右上にあるハサミのアイコン(デザイナにクリップ)をクリックします。
・ステップ表示ラベル(ステップについては後述)に任意の名称を設定し、”デザイナにクリップ”をクリック
・すると新規ダッシュボードという名称のタブが開きます。これがダッシュボードの編集画面です。
ダッシュボードの編集画面について、簡単に説明します。
a:ダッシュボードのタイトル編集個所。右端の鉛筆マークをクリックし、編集します。
b:ダッシュボードに追加できるウィジェット群です。ここよりドラッグ&ドロップでウィジェットをダッシュボードに追加します。
c:ダッシュボードキャンバスです。ウィジェットをここで組み合わせていきます。
d:ステップの一覧です。先ほどのレンズは、ダッシュボードでは”ステップ”という名称で扱います。ステップはデータの組み合わせのようなものです。
続いて、先ほどクリップしたステップを利用して、グラフウィジェットを追加してみます。
ウィジェットの追加
・ウィジェット群の先頭にあるグラフウィジェットをドラッグし、ダッシュボードキャンパスに置きます。
・先ほど作成したステップをダッシュボードキャンパスに置いたグラフウィジェットにドラッグします。
・すると先ほどのグラフが表示されます。グラフを選択すると、ステップを表示していた部分がそのウィジェットのプロパティ変わりますので、グラフタイトルなどを編集します。
・あとは必要に応じて、ダッシュボードのタイトルなどを追加します。
ステップの作成
先ほどはレンズからステップを作成しましたが、ダッシュボードから作成し、ダッシュボードに追加する方法を紹介します。
・ステップ一覧の上部にある、ステップの作成ボタンをクリックします。
・データセットを選択すると、グラフが表示されます。
・レンズの作成と同様に、各項目を選択し、作成をクリックします。
・ステップが追加されるので、ダッシュボードキャンバスに追加します。
ダッシュボードの保存
・作成が完了したら、右上の目のアイコン(プレビュー)をクリック
・するとプレビュー画面になります。表示されているグラフの項目をクリックすると、連動してもう片方のグラフも動いているのが確認できます。
※選択を元に戻す場合は、編集アイコンの横にあるリセットアイコンをクリックします。
・確認が完了したら、右上のフロッピーディスクアイコンをクリックし、ダッシュボード名、保存するアプリケーション(2-1で作成したもの)を選択して保存します。
・2-1のアプリケーションに作成したダッシュボードが追加されます。
お疲れ様でした!以上で一通りの作成が完了です。
グラフの種類などを変えてみても面白いので、是非いろいろと試してみてください。
3.まとめ
いかがだったでしょうか?
ご覧になったようにコーディングを一切することなく、ポイントアンドクリックだけで、かなりいい感じのダッシュボードができあがります。
この簡単さが、Einstein Analyticsの優れている点だと思います。
今回は商談と取引先データを使いましたが、標準オブジェクトだけでなく、カスタムオブジェクトも利用することができますので、ぜひいろいろなオブジェクトを使って、ダッシュボードを作成してみてください!
次の第3回では、CSVデータのインポートや、リスト・切換えなどのダッシュボードウィジェットをご紹介していきます。