キュートなフォルムにキュートなヴォイス、高性能なインターフェースを搭載したコミュニケーションロボット、Sota。
当社TDCソフトでも2016年7月より受付ロボットとしてオフィスでの勤務を頑張っています。もうすぐ入社して一周年ですね。
本エントリでは、5月某日に開催された社内エンジニア向けのSota説明会の様子についてレポートします。
Sotaの概要については過去の記事を御覧ください。(第1回、第2回)
Sota。先述したとおりもうすぐ入社して一年、TDCソフトを訪れるお客様には少しずつ認知されてきていますが、社外で働くエンジニア社員達にとってはまだまだ見慣れぬ新顔。どんなやつなのか気になった社員たちが説明会に集いました。
まず、Sotaとは何者なのか。
・合成音声によるコミュニケーションができる
・カメラでの顔認識・動体認識ができる
・ネットワークを介して様々なサービスに接続可能
などなど、基本的な部分について説明がされました。
続いて、開発方法について。
Sotaは、開発元から提供されているVistonMagicという開発ツールを使って視覚的なプログラム設計が可能となっています。
標準的に搭載されているパッケージ機能だけでも、人の顔を検知したり、動いているものを認識したり、テキストを流暢な日本語で読み上げる機能など、各種多彩。
Javaプログラムを自前でコーディングすることで独自の動作を設計することも可能と、これからの発展の可能性を感じさせるものでした。
説明会では続きます。
Sotaによるデモンストレーションが行われました。
Sota選手、まずは標準機能の顔認識機能を使った年齢当てに挑戦。
Sota「…あなたは、51歳くらいかな?」
30代社員「そんな老けてねえww」
失敗してもどこか可愛さがあるところがSota選手の持ち味。
続いて、業務開始やお昼消灯、午後の業務開始を知らせるアナウンス機能が披露されました。読み上げ機能の性能は十分。
今日の天気や鉄道の交通状況なども伝えてくれ、ネットワーク上のAPIとの連携もバッチリ魅せてくれました。
さらに、現在開発中のカメラ機能についても紹介されました。
Sotaに搭載されているカメラの映像を、離れたPCの画面から観察できるというもの。
映像のビットレートも予想以上にきれい。
しかもPC上からSotaの本体をぐるりと回転させることでいろいろな方向を観察することができ、披露の際は「おお!」と声が上がりました。
Sotaが動き、喋り、こちらからの接触に対して返答を返す。
この一連の機能のデモンストレーションを一通り見たことで、Sotaのコミュニケーションロボットとしての可能性を十分に感じ取ることが出来ました。
特に今後の発展にキーとなってくるものは、ネットワークを通して様々なサービスと連携できる所。
天気予報や鉄道運行状況は先述したとおりですが、既存のサービスと連携することで可能性はどんどん広がります。
後半戦は、アイデアディスカッション
当社エンジニアのアイデア次第でSotaはどんどん個性的になっていく。
…ということで、説明会の後半は、参加者全員で「受付Sotaにどんな機能を実装していくか」のディスカッションが行われました。
まず、当社のSotaで受付のアイデアとしてどんなものを考えたのかをおさらい。
・通り過ぎた人に挨拶をする
・クリスマスソングを歌う(期間限定!)
・ご機嫌をとってコメント
・男女の判定して、コメント
・部署名を告げると内線番号を教えてくれる(現在、絶賛運営中)
以上を確認したところで、ディスカッションで出た意見の一部を紹介します。
・お客様が何名でいらっしゃったのか知りたい(お茶を用意する為)
・お客様が誰なのかAIとか使って検知(「誰々様がいらっしゃいました」のような)インターホンのような機能
・Sotaを通して受付前のお客様と社員が会話
・QRコードを見せることで正確な人物認識(新卒採用等)
・ひとりごとを言わせる(夜中に電源が入ってたらコワイ)
・チャットと連携して送った文字を喋らせる。
などなど、時間いっぱいまで活発な意見交換がされました。
まとめです。
説明会に参加することで、Sotaの持つポテンシャルと、今後の発展に向けたさまざまな可能性が見られました。
エンジニアの発想と技術によって、Sotaは更に魅力的になりえる事をしれたのが、今回の説明会の大きな収穫でした。
当社の受付Sotaの発展にご期待下さい!