育児休暇ちゅう!第2回「5億円あったら何に使う?」

こんにちは、廣澤です。

■突然ですが、皆さん、5億円あったら何に使いますか?

「え、いくらって言った?」
「5億円です。」

例えば、当社でも人気の夏休みの行き先である沖縄の無人島は5億円だそうです。
どうですか、買っちゃいますか、無人島。
プライベートジェットと専用パイロットも雇いたいですね。

と、とりとめのない話はこのぐらいにして、5億円ってなんなのということなんですが、当社が税金として納めているおおよその金額です。
皆さんが一生懸命働いてお客様からいただいた報酬の一部は東京都や渋谷区に税金として納められているんです。

???
ごめんなさい、突拍子もなかったですね。

前回、休暇中の任務のひとつに「政治や社会問題について学び直す」と書きました。

その一環で、先日、育児真っ最中の親向けにそういう場を提供している知人を先頭に子ども8名大人9名で都議会を傍聴してきました。
7月に都議選があることは多くの方がご存知かと思います。

私は成人してから投票の機会は逃したことはありませんが、実際はなんとなく候補者を決めて行っているだけです。
そんなのはもうやめよう、でもそもそも都議って何してるんだっけという訳で都庁に行ってきたのです。

■いざ傍聴へ

傍聴したのは厚生委員会。

よくテレビで映される本会議より規模が小さく、議員は13名。その他に都の職員がおり、全体で40名ぐらいでした。

傍聴券を提出して、議題を受け取り、会議室に入ります。準備に手間取り途中から。
議題は委員会によって情報量が違うそうですが、今回は6行でした。

◎病院経営本部関係
1 予算調査(質疑)
(1)第1号議案  平成29年東京都一般会計予算中
歳出
債務負担行為
(2)第17号議案 平成29年度東京都病院会計予算

これで話について行けるのかと思っていると、、、、

「ひ、ひ、ひぇーん。」

え、やっと入れたのに。おなかいっぱいのはずなのに。

いつも静かで親孝行と評判の我が子(生後3ヶ月)が泣き出し、1分も経たないまま退出。
外で他のお子さんと待っていた知人に後押しされ、もう一度入場するも、娘はやはり

「ひ、ひ、ひぇーん。」

こりゃだめだと傍聴は他の参加者に任せ、今回の傍聴は断念しました。
とほほ。

参加者に聞くと、議題はオストメイトの設置についてだったそうです。

「会議はゴールがあってそれを決めるための場だと思っていたが、今日の会議は当日までにほとんど決まっていて会議で予定以外のことは起きないようだ」(傍聴が初めての方)、「都庁の建物も含めて、会議室が立派で、都議の規模を感じた」(以前、お住まいの区で傍聴されたことがある方)と言った感想もありました。

私自身の気づきとしては、

・自分が投票する地区がどこで、現職が誰かを知ることができた
・都議には学校のような委員会があって、議員はいずれかに1年属す。議員の任期は3年
・本会議の傍聴では託児サービスがある
・子連れで傍聴するとインパクトがある。終了後に議員から声をかけられました
・議題はその場で初めて公開される

がありました。

都議選まであと3ヶ月。

都民の人も都民でない人も試しに都の予算案を読んで、5億円の行方について考えてみませんか。(東京都29年度予算案のリンク

廣澤 真純 について

入社以来、ERP・BIの導入に従事。 得意なことは、海外のプログラマーをおだてて、不具合をいち早く修正してもらうこと。 いま気になっているのは、エストニア国立博物館とそれを設計した田根さんです。