TDCソフト版ビジネスコンテスト「BUSINESS IDEA FARM」を2017年4月から開始しました。
「BUSINESS IDEA FARM」(ビジネスアイデアファーム)は、一般的なビジネスコンテストを少しTDC流にアレンジして誰でも気軽にビジネスアイデアを応募し、それを社内で実現に向けて投資していこうという企画です。
今回はグループ社員限定での開催ですが、ゆくゆくは社外や学生の方も巻き込んだイベントに成長させていこう!と考えている企画です。
企画に際しては、今まで社内で同様のコンテストは開催されたことがなかったため、時間をかけて検討しました。
その検討にあたっての内容をお話ししたいと思います。
■企業内における「ビジネスコンテスト」というハードル
「ビジネスコンテスト」と聞くと、みなさんは、どのようなイメージを思い浮かべますか?
起業されている方、起業を志している方にはお馴染みのイベントだと思います。
ビジネスコンテストとは一般的に、起業に対する想いや事業計画を募集要項に沿った形で応募、審査を受け、優勝者にはスポンサーから資金やメンターによる支援、ビジネスマッチングの機会提供などの活動支援を受けられるものです。
このようなコンテスト形式を、企業内でそのまま開催したらどうなるでしょうか?
企業内の文化や社員のマインドなどによって変わってくるとは思いますが、おそらく、寂しい結果になりそうな気がします。
コンテストに参加するためには、自らアイデアを出し、事業計画を策定しなればなりません。これは、片手間にできるものではありません。
人手不足が叫ばれる今、日々忙しい業務をこなしている社員に、とてもそこまでの労力をかけられる余裕がないのが現状だと思います。仮にいたとしても、一部の方に限られると思います。
■どんな工夫を考えたのか?
結論から言うと、ビジネスコンテストの要素を分解しアイデアを考える役割と、ビジネスを実現させる役割の2つに分けることにしました。
誰しも「これ、売れるんじゃない?」と思った機会ってありますよね。でも、いろいろ考えてみると、「やっぱり厳しいかも・・・」となってしまい、しばらくしたら頭から消えていくというのがあるかと思います。(私自身もよくあります)
消えていく理由としては、単純にアイデアがイマイチの場合もありますが、良いアイデアであっても実現方法が思いつかずに消えていく場合もあります。
この実現方法が思いつかずに消えてしまうアイデアをフォローできるよう、まずは応募しやすい環境を作り、社員に参加してもらいます。
次に、集まったアイデアの実現に向けて特化した部門・チームが担当するという流れにしました。
この仕組みを作ることにより、ビジネス創出に向けたライフサイクルにつなげていく流れになるように仕立てました。
もちろん、ビジネスの実現に向けては、オープンイノベーションの発想で、いろんな企業の技術やサービスとの協業も含めて考えていきます。
※ちなみに、ビジネスアイデアファームという名前の「ファーム」は、ふつふつと沸いてくるビジネスアイデアを「定期的」に拾い上げる部分をイメージして名付けています。
定期的に実施するというところが、企業風土として定着させるためにも1つのポイントかなと思っています。
■さいごに
今回の内容だけでは、イベント企画として足りない部分がまだまだあります。
「(心の)インセンティブ」「コンペティション(競争心)」「プロモーション」などあります。
そのあたりは別の機会でお話しできればと思います。
今回の工夫は少し時間が経たないと結果がわからない部分があります。
主催側としては開催したばかりで不安な部分もありますが、どんなアイデアが出てくるのか期待のほうが大きく、ワクワクしています。
また、結果がでたらお伝えしたいと思います!
Sana
[…] だいぶ時間がたってしまいましたが、BUSINESS IDEA FARM(前回記事)からなんとか1つのサービスをリリースすることができましたのでお伝えさせていただきます。 […]