お久しぶりです、鈴木サマルトリアです。
前回(Twitterのつぶやきを分析してみた。~設定編~)、QlikSense標準のREST Connectorを使いTwitterデータ取得まで設定しました。
今回は設定編から3カ月も経ってしまいましたが、ようやく自分のTwitter内容を分析する画面を作ります。
※有料のQlik Twitter Connectorを使えば更に簡易にTwitterデータを取得できますが、今回はQlikSense 3.0から無料のREST APIを使います。
やり方の流れです。
1. ダッシュボード作成
2. データロード&保存
3. 実行
■1.ダッシュボード作成
- フォロワー数、フォロー数、Tweet数をKPIチャートで設定します。
1-1.編集モードでKPIチャートをドラッグし「メジャーを追加」を押下し「fx」ボタンを押下します。
1-2.数式エディタで以下の数式を記入し「適用」を押下します。
■フォロワー数
数式:count(followers_count)
ラベル:follower
- 同様にフォロー数、Tweet数を設定します。
■フォロー数
数式:only(friends_count)
ラベル:following
■Tweet数
数式:only (statuses_count)
ラベル:Tweets
— 出来上がりイメージ — * 数値はイメージです。
- 自分のTweetのプロフィール欄をテキストで表示します。
テキストチャートを選択し、メジャーに「description」を選択します。 - ハッシュタグを幾つ付与してつぶやいたか表示するために、自分のTweet内容をテーブルチャートで表示します。
4-1.テーブルチャートをドラッグし軸を追加します。
■Tweet日時
項目:created_at_u0
ラベル:Tweet日時
■Tweet内容
項目:text_u0
ラベル:Tweet内容
4-2.「列」を押下し「メジャー」を追加します。
■ハッシュタグ数
数式:Count(text)
ラベル:ハッシュタグ数
— 完成イメージ — *自分のつぶやきなのでモザイクを入れていますw
- ハッシュタグのランキングをツリーマップで表示します。
つぶやき毎のハッシュタグの数をカウントするために以下を設定します。
5-1. ツリーマップをドラッグし「軸」を追加します。
項目:text
5-2. 「列」を押下し「メジャー」を追加します。
数式:Count(text) *textはハッシュタグを示します。
— 完成イメージ —
- つぶやき相手毎のランキングを棒チャートで表示します。
6-1. 棒チャートをドラッグし「軸」を追加します。
項目:in_reply_to_screen_name
ラベル:Tweet相手
6-2. 「列」を押下し「メジャー」を追加します。
数式:Count(text_u0) *text_u0はつぶやきを示します。
ラベル:Tweet数
— 完成イメージ —
- 年間Tweet数のランキングを折れ線チャートで表示します。
7-1. 軸に計算軸を設定します。
項目:=right(created_at_u0,4)
*Tweet日時から年だけ切り取って軸に設定。計算軸のためイコールを付けてください。
ラベル:年
7-2. 「列」を押下し「メジャー」を追加します。
数式:Count(text_u0)
ラベル:Tweet数
— 完成イメージ — *ガクッと下がっていますがそこはつっこまないでください。笑
ここまで出来たらあともう少しです!念のため、「Ctrl + S」 で保存しておいてください。
■2.データロード&保存
- データロードエディタを開きます。
- 右上のデータロードボタンを押下してデータロードを行います。
以下の画面が表示されたら、ロードは正常に完了です。閉じるボタンを押下して保存します。
*もし401等のエラーが発生した場合は認証に失敗しています。接続の編集を行ってください。
前回のTwitterのつぶやきを分析してみた。~設定編~ を元にRequestURLとAuthorizationの値を設定しなおします
■3.実行
- 以下の様なダッシュボードが出来ましたでしょうか。それでは、ダッシュボードを確認していきます。
— 最終完成イメージ —
- ハッシュタグのツリーマップの中から一番多いタグを選ぶと、対象のTweet内容が絞られます。
全てのチャートを連動するように設定しているため、Tweetランキングの中でそのタグのつぶやきが一番多い相手も自動的に絞られて表示されます。
今回は自分のTweetを分析するダッシュボードを作ってみましたが、代わりにトレンド情報を可視化することもできます。
前回のhttps://api.twitter.com/1.1/で、”/trends/place.json”を選択し、
WOEIDに、適当なコード(例えば、東京のコード「1118370」)を指定して、json情報を取得してみてください。
トレンド分析
ロードスクリプトを工夫すれば自分のダッシュボードに上記トレンド情報を付加して同画面に表示することもできます。その他、他のFacebookの情報と連動するなど色々できますので皆さん、工夫してみてください。
それでは。