SotaがTDCソフトにやってきた。(2)

こんにちは、Sanaです!

第1回でも記載しましたが、Sotaを動かすにはプログラミングが必要なため、コンセプトづくり、設計、プログラミング、テスト、デビューの流れとなります。
今回は、導入に向けてのコンセプトづくりまでを書きたいと思います。

コンセプトづくり

まず、受付に配置するにあたり、Sotaがどういったことができて、どういったことを来社いただくお客様とやりとりしてもらうかを考えました。

1)Sotaができることの洗い出し

Sotaのプログラム開発には、Javaで1から開発するのと、VStoneMagicとよばれるVSTONE社から提供されている開発ツールを使って開発する方法の2種類があり、今回は、手早く受付に設置したいという理由もありVStoneMagicを使うことにし、VStoneMagicでできることの洗い出しを行いました。

細かくはVstone社のHPにできることのリファレンスがあるので、そちらで参照できますが、メインは下記です。

・音声の認識
・発話(抑揚・スピード・高さの調節が可能)
・音を鳴らす(音楽等も)
・録音する
・仕草/ポーズ(腕、頭がメイン)
・顔認識(カメラの前に来た際に顔を認識)
・顔追従(認識した顔を追従)
・顔保存
・性別判定
・年齢の判定
・笑顔判定
・写真を撮る
・動体認識(動いているものを認識すると、次のアクションのトリガーとなる)
・TCP/IP通信
・待機動作(動いているよというアピール)

これらの内容をみて、関心したのが、待機動作のアクションです。

機械は動いていることを何かのアクション(光や音、動作)で人間に伝えないと、人間は壊れているとか動かないものだなどと認識するようなことをどこかの文献で読んだ覚えがあり、その一環の機能なんだなぁと思った次第です。

※余談ですが、待機動作を受付デビューした際に入れていたのですが、常時動かしていると、部品がすれるのか、Sotaの腕あたりから白い粉が出てきて、壊れるのはまずいと思い、待機動作を取りやめにしました。。。

2)前提条件の洗い出し

次に、VstoneMagicでできることの範囲内でできることをイメージして業務を定義する前に、受付においての前提の洗い出しを実施。

アプリケーションに関する点

・お客様が受付に来てロボットと長時間のやり取りはしないため、できるとしても簡単なやりとりぐらい。
・個人情報の観点で写真等の保存はしない。
・くすっと笑ってもらいたい。
・あまり時間をかけずに、簡単にできること。

ファシリティ・セキュリティに関する点

・盗難や、個人情報の取り扱いに注意する必要がある。
・Sotaを知らない人に対して、会話のやりとりをしてもらうためのフォロー。

3)アイデアだし

上記前提をもとに、アイデアを関係者で検討。複雑なことはTCP/IP通信を使うと幅が広がり、いろんなことができそうなイメージは出ましたが、あまり時間をかけずに、今ある機能でやれそうなことを中心にアイデアだしを実施。

会話のきっかけづくりのアイデア

・常に待ち受け状態にして、お客様から話しかけてもらう。
・顔を近づけたら(顔認識)、顔追従で追いかけて、Sotaから話しかける
・Sotaの前に来たら(動体認識)、Sotaから話かける

会話の内容のアイデア

・季節感を出すために季節にあわせて歌を歌う。
・当社のちょっとした製品紹介。
・お客様のご機嫌を聞いてみて、相談に乗る。
・聞かれたことを調べて、ディスプレイに表示。
・訪問先を聞いて、内線をかける

動作のアイデア

・待っている時に、待機動作をして、動いている感をだす。
・話している時に、身振り手振りを入れる。

4)アイデアの決定

出てきたアイデアを、絞り込み、実装アイデアを決定。

会話のきっかけづくり

顔を認識したら、顔追従で追いかけて、Sotaから話しかけることにしました。
決定理由は、顔追従がキュートだからです!!(笑)
Sotaの前に立って、顔をすこし動かすと、Sotaが目線を合わせようと顔を動かすんです。
その仕草が人間っぽくて、なんだか愛着がわいてくる感じがしました。

すこし真面目な話としては、常に待ち受け状態の場合、お客様から話しかけていただかないといけないので、初めて訪問いただくお客様の場合等、なかなか話してくれなそうな点と、動体認識の場合は、動体をどのタイミングで認識させるかが計るのが難しいので、会話を成立させるためには、目を合わせるのが一番というところです。

また、ファシリティ面として、Sotaと会話が成立させるために、目が青い時に話しかける等の簡単な説明をPOPで表示することにしました。

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会話の内容のアイデア

簡単にできそうなのと、少し程度は落ちてもやれるものをいくつか選択。

・季節感を出すために季節にあわせて歌を歌う。
採用。クリスマスとか歌うと多少季節感がでる。

・当社のちょっとした製品紹介。
採用。当社のTrustproの製品紹介を実施。ただ製品紹介が長くなるので、早口で説明する内容に。

・お客様のご機嫌を聞いてみて、相談に乗る。
採用。男性バージョンと女性バージョンでSotaの反応を変えるアレンジを実施。

・聞かれたことを調べて、ディスプレイに表示。
不採用。ディスプレイ設置、Sota以外のファシリティが必要そうなため。

・訪問先を聞いて、内線をかける
一部採用。内線電話にアクセスするのは面倒なので、訪問先を聞いて、内線を教えてくれる内容に変更。

アイデアがある程度固まったところで、今回はここまでとします。

では、次回以降、プログラミングを書いていきます!

ご精読ありがとうございました!

Sana

Sana について

TDCソフト株式会社 ビジネス&インキュベーション推進室所属。 社内発の事業創造のための風土醸成とベンチャー企業との共創を求めて活動しております。