年始からニコニコ動画で放送していた『弱虫ペダル』のアニメ一挙生放送をやっているのをみてロードバイクに乗りたくなってしまっています。ロードバイク、というか自転車の盗難の件数は警視庁調べによると東京都内で5万件以上1にも渡るようで、セキュリティと深ーい関係なのは同意いただけるんではないかと思います。5、6年くらい前でしょうか、いたずら目的でサドルをブロッコリーに変えられるなんていう事件がありましたね。
ということでロードバイクを買うにしても、どうすれば盗まれないか興味は尽きないのですが、今日の話題はスマートフォンの盗難・紛失リスクのお話です。
ネックストラップの使用
前回の記事に書きましたネックストラップはダサいという意見はとりあえず横に置いておきまして、紛失防止対策としてネックストラップのポイントを簡単にまとめたいと思います。
この記事を書くにあたってネックストラップを購入しました。ということでヨドバシカメラで購入してきた商品がこちらです。
購入したものはストラップホール付きのスマホケースとネックストラップ、占めて2,000円です。購入する際にまず注意したのは安全パーツの有無です。
このパーツが安全パーツです。引っ張るとパーツが分離します。これはスマートフォンやストラップが機械にまきこまれて首が絞まるという事故を防止するためのものです。もちろん意図しない時にこの安全パーツが分離して落下するという可能性がありますが、スマートフォンの紛失よりは人命の方が優先ですので、安全パーツ付きのものを購入することをお勧めします。
ちなみに私が購入したストラップの安全パーツはちょっと力を加えれば分離しました。首から下げっぱなしにしていると不意のタイミングで切れる可能性があるので、使わないときは上着のポケットに入れておくのが安心です。
使ってみての感想ですが、まず置き忘れるという事態にはならない上、手が滑っても地面に落とさないという安心感が得られます。またスマートフォンケースを取り付けた状態であってもスマートフォンの操作に支障はありませんでした。
これは個人的な意見ですが、他に首からぶら下げるもの、例えば社員証などと併用していると少し煩わしく感じます。さらに首の締め付け感は人によっては違和感を覚えるかもしれません。
最後に使い続ける場合の注意点としてストラップの取り付けひもは長く使っていると擦り切れるため定期的にチェックする必要があります。
ということで、ネックストラップのメリット・デメリットはこんな感じでしょうか。
メリット
- 置き忘れを起こしづらい
- 手が滑っても地面に落ちづらい
デメリット
- お金がかかり定期的な交換が必要
- 首回りが少し煩わしい
- 見た目がダサいと感じる人もいる
セキュリティ的な効果は高いので、メリット・デメリットを見て使用を検討するのがよいと思います。
スマートフォンを遠隔で探す
最近のスマートフォンには失くした場合に備えて遠隔から探す機能が備わっています。
私はiPhoneユーザですので “iPhoneを探す” という機能を紹介します。
iPhoneを購入して初期登録した人は誰しもが見るiCloudというサービスに “iPhoneを探す” があります。”iPhoneを探す” には以下の機能が含まれています。
- iPhoneのGPSを使って地図上におおまかな位置を表示する
- 無くしたiPhoneを拾ってくれた人に対してメッセージや連絡先の電話番号を表示する
- 遠隔でiPhoneからチャイム音を鳴らす
- 遠隔でiPhoneを完全にロックしたり、データを消去する
iCloudをパソコンで開くと以下のような画面が表示されます。
この画面からiPhoneが最後にあったおおまかな場所や遠隔ロックをかけるといった操作を行えます。試しに遠隔ロックをしてみるとiPhone側は以下のような画面になります。
この紛失モードになるとiPhoneが自動的にロックされます。また、この画面上に拾った人に対して伝える連絡先を載せることもできます。
※掲載当初「iPhone側からロックを解除することはできなくなります」と記載していましたがパスコードによる解除は可能でした(なお、指紋認証による解除はできませんでした)。そのため記載内容を訂正させていただきました。(2017/03/14)
ちなみに、スマートフォンが圏外状態になった場合どうなるか調べてみたのですが、実際にiPhoneを探す機能を使用した知人に聞いたところ、iPhoneが圏外状態になるとやはり追跡は行えなくなり地図上は最後に追跡した位置が表示されるということでした。
私も試しにスマートフォンを通信が行えないフライトモードにしてから遠隔ロックを試したところ、やはりロックは行うことができず、フライトモードを解除すると自動的に遠隔ロックされました。
iPhoneを探す機能については大まかな位置しか把握できないものの、スマートフォンを紛失した後になるべく早く発見するための便利な機能が付いているため、あらかじめiCloudに登録しておくと安心でしょう。
スマートフォンをロックする
失くしづらくする方法、失くしてもすぐに探せる方法と続いて、不正利用されないための対策としてロックを紹介します。
・・・とはいったものの、このページを見ているような人はおそらく大体の人がなんらかのロックをかけているのではないでしょうか。私の周囲でもロックをかけずに使っている人は見たことがないのですが、一応紹介します。
今回はiPhoneのパスコードとTouch IDについて紹介します。
パスコードについて
パスコードを登録することで、パスコードを知っている人だけがロックを解除できるようになります。
最新のiPhoneではデフォルトで6桁の数字を登録するようになっています。オプション設定次第では4桁の数字にしたり、追加でアルファベットを使えるようにすることも可能です。パスコードは長ければ長いほどロックを破られにくくはなりますが、ロックの解除は頻繁に行うため長過ぎれば使い勝手が悪くなります。このようにいくつか選べるような場合は、よっぽどの理由がなければデフォルトの設定である6桁の数字を選ぶのがいいでしょう。
Touch IDについて
Touch IDはいわゆる指紋認証機能です。Touch IDで指紋を登録するとパスコードの代わりに指紋でロックを解除することができるようになります。なお指が濡れているなどして指紋認証が失敗する場合は代わりにパスコードで入力することもできます。
指紋を登録することでワンタッチでロックを解除するため使い勝手が大きく上がるのがメリットです。またパスコードを入力しているところを盗み見られるというリスクを下げることもできます。反面、指紋は変えられないという問題があります。どこからか指紋が盗まれればロックを解除できてしまう可能性があります。また指紋認証に体質が合わないという人もいます。
指紋認証が盗まれて悪用されるリスクについては少し考える必要があります。これは個人的な意見ですが、指紋を盗まれ悪用されるリスクよりはパスコードを盗み見られるリスクの方がはるかに大きいと考えています。パスコードの方は直接盗み見ずとも、指の動きを何度も繰り返し見ていれば推測される恐れがあります。逆に指紋を盗むには道具や準備作業が必要です。上手く指紋を盗めたとしてもそれを使って認証が成功するとは限りません。それを踏まえて私はTouch IDの使用を推奨します。なにより快適ですし設定もそこまで難しくはありません。
まとめ
紛失対策としてネックストラップ、遠隔で探す方法、ロックについて紹介しました。いくつかの対策を併用することで安全性を高めることができますので、もしスマートフォンのセキュリティに不安を感じる方は今回取り上げた方法を試してみてください。