はじめまして、鈴木サマルトリアです。
これから、SNS、アニメ、スポーツ、ギャンブル、勉学、交通・天気など身近なデータを
BIツールで楽しく簡単に分析してみるコラムを連載していきます。
BI(ビジネスインテリジェンス)が何のことかわからない方に簡単に説明しますと、経営・会計・情報処理の用語で企業の組織のデータを、収集・蓄積・分析・報告することで、経営上の意思決定に役立てる技術のことなんです。
こう書いてしまうと、BIって難しい・・・って感じるかもしれませんが、ざっくり「BIツールで身近にあるどんなデータでも簡単に分析できる!」って考えてください。
分析してみたいデータって世の中にたくさん転がっていますよね。
今回は、そんな数あるデータの中からTwitterのデータを簡単に分析してみたいと思います。
BIツールはQlik社の「QlikSense」というツールを使ってみます。
ってことで、第一回目は、Twitterのつぶやきを分析する前にQlikSenseでTwitterに繋げるための設定をしてみます。つぶやきの分析は二回目以降に書きますね。
やり方はざっくりこういう流れです!
1. ダウンロード&インストール
2. Twitter設定
3. QlikSense設定
4. いざ実行!
■1.ダウンロード&インストール
- まずはQlikSenseをダウンロードします。
https://www.tdc.co.jp/solutions/service/bi-dwh/qliksense/download/
QlikSenseデスクトップ版の場合、個人利用であれば無料で使えます。
但し、64bit版限定です。
■2.Twitter設定
- Twitterのアカウントを作ってログインしておきます。
もうアカウントをお持ちの方は読み飛ばしてください。 - ここから、twitterに接続するための設定を作ります。
twitter接続をするために、twitterのdevelopper向けのコンソールを開きます。https://dev.twitter.com/rest/tools/console/ - Serviceに「https://api.twitter.com/1.1/」を選択し、
Authenticationに「OAuth 1」を選択します。 - Permissionについて聞かれますので、sign in twitterを選択します。
- Apigee’s API consoleにログインすることを許可します。
- Select an API methodで、user_timelineを選択します。
- screen_nameに、twitterのアカウント名を入力します。
user_idに、twitter IDを入力して、右上のSendボタンを押下します。※twitteriDが不明な方は以下のURLから調べられます。http://mytwitterid.com/
■3.QlikSense設定
- QlikSenseのHubから「新規作成」を押して、適当にアプリケーション名を付けて保存してください。
今回はアプリケーション名を「Twitter分析」にしておきます。 - 「データの追加」を押下すると、データソースを選択する画面になりますので、
RESTを選んでください。*QlikSense3.0からtwitterに繋げるためのREST APIがデフォルトで無料で利用できるようになりました。
下記のような画面が表示されます。 - twitterのdevelopper向けのAPIコンソールからRequest URLをコピーします。
- QlikSenseのRESTコネクタの画面で、
コピーしたRequest URLを貼り付けます。 - twitterのuser nameに、メールアドレスとpasswordを入力します。
- 先ほどのAPI Consoleツールに戻って下記の値を確認します。
Authorization、Host、X-Target-URI 。RESTコネクタの画面で、Query headers nameに、「Authorization」、「HOST」、「X-Target-URI」と打ち込んで、Valueに、対応する値をコピー&ペーストします。
最後に、適当に接続名を入力し、次へボタンを押下します。
■4.いざ実行!
- テーブルの「root」のチェックボックスをチェックして取りあえずすべての項目を取り込みます!
ふぅ、やっとTwitterのデータを取得できました。でも、これからどうしよう。。。
二回目は、ぼちぼち分析画面を作っていきますのでお楽しみに!