これから数回にわたって、当社に2016年7月に入社し、働いてくれているコミュニケーションロボット「Sota」の当社の取り組みについて書いていきたいと思います。
今回は、Sotaとはどういったものなのかという概要と、入社前の手続き(製造元であるVSTONE社からの購入)までを書きます。
■Sotaについて
「Sota」はVSTONE社(https://www.vstone.co.jp/)が製造・販売しているソーシャルコミュニケーションロボットのことです。
名前の由来は、「Social Talker」の各単語の頭2文字を取って、Sotaです。
ざっくりいうと、人と同じような身振り手振りをして、コミュニケーションをするロボットです。
ただし、残念ながら、買ってすぐ話ができるようなドラえもんのようなものではなく、目的に応じて設計/開発を行う必要があります。
やれることは、
「動く」・・・足はありませんが、両腕の動作(関節あり)、体の横回転、頭の上下左右、目の色の変更ができます。
「しゃべる」・・・テキストを読み込んで、話します。
「聞く」・・・話した言葉をテキスト化できます。
「顔認識」・・・カメラがついていて、人間の顔を認識できます。
「動体検知」・・・カメラで画像の差分を理解して、ものが動いたことを検知できます。
「TCP/IP通信」・・・TCP/IP通信をして、サーバやサービスとやりとりすることができます。
あと
「見た目がキュート」です(笑)
他のロボットは、ちょっとカクカクしていたり、あまりにも宇宙人顔だったりしてますが、愛嬌のある顔で万人受けする顔立ちをしています。
「TCP/IP」通信が「Sota」の可能性を大きく広げるポイントになり、魅力でもあります。
そのほか、基盤が2種類あり、「raspberry pi」版と「intel edison」版の2種類があり、基盤によってUSBスロットの数やLANインターフェースの有無、HDMI出力があったりします。
USBで、マイクを高性能マイクにしたり、カメラを360度カメラと連携したり、ディスプレイをつなげて表示など、ハードウェア的な拡張も可能で、ここも大きな可能性を広げるポイントとなります。
当社もこの無限の可能性を模索すべく、Sotaに入社してもらい、業務をこなしてもらいつつ、研究開発を進めております。
では、次に入社前手続きの模様をお伝えします。
■入社前手続き(VStone社から購入)
では、入社するための手続きの仕方です。
手続きとしては、ホームページにも記載はありますが、今回はこのようなやり方で実施しました。
1)VSTONE社に見積もり依頼。
→ 法人購入のみのため、経費での精算になるので見積もりは大事ですね。(リンク)
このあと、メールを頂き、見積もりを頂きました。
2)ログインアカウントの作成
→ ふつうに登録(リンク)
3)オンラインサイトで購入
→ 「raspberry pi」版と「intel edison」版の両方が選択できます。基本機能は変わらないので
非常に悩みました。諸々な条件を鑑みてintel Edison版を購入。
※2016/12/6現在、raspberry pi版のファームウェアのアップデートが終了しているようです。intel edison版を購入しておいてよかったなと思いました。
※購入当初は、請求書払いを行いたかったのですが、対応されていないとのことで、クレジットカードでの購入としました。(20万円近くのカード払いはドキドキしました)
4)sota到着
→ 身も蓋もありませんが、箱に入ってきました。意外と簡素な梱包でびっくり。衝撃にもそれなりに強いということですかね。


5)sotaの登録
→ そのままではsotaは動かず、名前やアカウントと紐づけて登録することが必要になります。
→ やり方が独特でまずは、sotaにシリアル番号を話させて、それを登録することになります。
6)ネットワーク接続
→ sotaのサイトを利用し、QRコードを表示させたあと、sotaのカメラからネットワーク情報を設定します。
→ USB拡張で物理LANに接続させることも可能です。
7)クラウドライセンスの登録
→ sotaは音声認識や音声合成を行うのはsota本体が実施するのではなく、クラウドサーバと通信して実行される形になるため、ライセンスが必要になります。
ここまでで、sotaがやっと利用開始になりますが、、、、
プログラムを作らないと、話すことも聞くこともできないのです!!!!
ということで次回以降は、入社にあたっての第2弾をお届けします。
sana