仕事と介護の両立ってホントにできるの?
厚労省の介護関連サイトを覗くと、「介護保険サービスを使って」
「ケアマネージャに相談して」「ひとりで抱え込まない」がポイントとか?
でも、これが誰でも実現できるなら、「介護離職」なんて言葉は生まれないよね?
半信半疑で某社の「仕事と介護の両立支援セミナー」へ行ってみた。
まず、事前準備が大事。と。
例えば、親のことって意外と知らないもの。でも、倒れてから聞こうとしても遅い。
主治医はどこ?
お金はどこの金融機関に預けている?
最近飲んでいる薬の種類は?
こんなことを聞いておくことが、介護体制を整える上でとっても大事な情報になってくるらしい。
なるほど~。
全ての社員に親がいるわけだから、親の数だけ介護に直面する可能性があるわけで・・・
そんなこんなで社員向けに「介護セミナー」を開催。
参加者は幅広い年齢層で約80名。
初めての試みで、どんな反響があるか気を揉んだけれど、
終わってみれば好評でした。
では、生の声をご紹介。E部長へインタビュー♪
Q:率直に、セミナーを受講した感想を一言。
A:とても良かった。知らないことが沢山あった。
介護って、中々その局面に立たないと考えない。
対応することになる年齢も何時ぐらいだろうって思う。
自分は親が見た目に結構元気なので、考えていなかった。
そういうことを口コミで広げられると思った。
Q:どの話が一番心に響きましたか?
A:やっぱり、手続き系の話かな。
窓口はどこなのか、市区町村にどんなサービスがあるのか、
いざという時の分かりやすい解説が聞けて良かった。
グレーだったことに目鼻がついたというか、
近い将来に起こり得ることがイメージできた。
Q:介護に対する認識は変りましたか?
A:行動が変わったかな。
親が健康なうちに関わっていこうという変化が出てきた。
いつもは父親と出かける時は自分が運転するんだけど、
この前久しぶりに父親の運転で自分は助手席に座ってみた。
正直、もう運転は止めさせようと思った。
人がいるのに気付くのが遅い、話しかけると運転が疎かになる、
といった具合で、自分の知っている父親の運転ではなかった。
自分の知っている親と今の親と見て比べてみると気付きになると思う。
Q:次にどんな話を聞いてみたいですか?
A:正直、この前のセミナーはとっかかりだと思うので、
一旦、自分で調べて整理してみようと思っている。
まだ全部消化しきれていないので。
そうしたらまた聞きたいテーマが出てくるかなぁ。
最後に、「会社でこういう聞ける場があるのはホッとする、
自分で調べて聞きに行くのはハードルが高い。
体験談も聞けて良かった。」
というお言葉をいただきました。
E部長、セミナー受講&インタビューへのご協力、
ありがとうございます!
次回以降、開催までの道のりについて触れたいと思います。
お楽しみに!